ここは天国に近くて遠い光の世界。
人形も猫ももちろん人間も話して歌えて動ける魔法の世界。
そんな世界の片隅にあるカフェエリーズのお話。
そこには不思議と年を取らない賢者と猫とそのこどもである人形とその他大勢がか通う美味しいと評判のカフェ。
そんなある日賢者の猫がふらりとやってきた。賢者の猫のうち一番賢者に似てる女の子ルシェだ。
「こんにちわ~♪ミルクふわふわコーヒーください♪」
「いらっしゃい、500円ねー」
カチャリと硬貨の置かれる音とともにふんわりと席に着き淹れてるのをキラキラとした視線を抽出者を眺める。
抽出者はこの視線が苦手であるが賢者の方が悪質ではある。
ミルクをふわふわにして小さな猫のためにテーブルまで運ぶ。
良い匂いに喉がコロコロと鳴る
「ん~美味しい♪」
「ママなにしてんの?」
「創りたいお人形の為にレポート書いてる。構ってもらえないので来た。」
「ママ属性値カンストてんこ盛り万能賢者だもんね。」
「ごちそうさまでした~♪」
領収書を受け取り「またね~」と帰っていくルシェを見送りながらあの家で良く金無くならないな・・・。と思うカッキンなのだった。
続く