娘が亡くなり衝動的に書きました


愛猫ルシェ追悼小説

世界観はYouTubeアップされてる鏡音紅茶専門店の二次創作です、では亡くなったあの子の最後の足取りをお楽しみください

とある麗らかな天気なのにほんのり吹きすさぶ風がひやりとする春の天気の中ベージュのパーカーワンピースにすらりと伸びる細く引き締まった足を惜し気もなく晒してる猫耳の可愛い女の子が来店した。
注文を聞くとカフェアートラテとシフォンケーキだった。在庫は教えてないが確かに入荷したばかりで出すことは可能だった。そしてラテアートを出来る社長もいる。
ただその他利用者には気付かれてない。
奥のソファー席に越しを落ち着けて緑にも金にも見える瞳でゆったりと待ってた。
時間がかかること、ケーキを先にだし良いかと言う問いに二つ返事で了承された。
多分彼女はもうこの世の存在ではないのを薄々気づいていれるとその瞳がキラリと輝いた。
「ここのケーキ前にママが持って帰ってきて美味しかったの、この世は最後だから最後に食べたかったの。いただきます。」
丁寧にフォークで切り分けて愛らしい口に一口ほうり込まれる。
「んー・・・ここのクリームはいつ食べても絶品ね、ママの真似でラテの頼んだけどママは毎回この味堪能してたのね、すこしだけずるいわ。」
「ねえねえ、猫さん。これからどうするの?」
「思い残しが亡くなったから虹の端にわたるお迎えの馬車に乗るからここで待ち合わせなの。」
「これから君のママお迎え行くけどついて来る?」
「ヨモツヘグイは終わったから私とママでは世界が違うからママによろしくね?もう少しでお人形になって還ると伝えて」
「支払いどうする?」
「問答無用でママのツケでよろしく。」
「・・・了解」
ちゃっかり母親にツケにして優雅なキャットウォークでしゃなりしゃなりと玄関に颯爽とむかうかなりの美少女猫はどこか彼女の母を連想する優雅でセレブのようにかといって気取らず迎えの馬車に乗り込んで行った。
その30分後に到着した母の手には同じパーカーを着た小さめのお人形が握られてる
「今日の朝届いたの、ルカって言うの、永遠のお姫様から一字もらってつけた。」
その人形は先ほど着たお姫様に酷似してた。
「そのルーたんからツケあるからサクッと払ってね。」
「にゃーん」


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